仙腸関節炎とは、骨盤の中央に位置する仙骨と、左右の腸骨との間にある「仙腸関節」に炎症や機能障害が起こる状態を指します。
仙腸関節は身体の土台ともいえる骨盤を構成する重要な関節であり、体重を支えながら歩行や姿勢維持を助ける役割を担っています。

この部分に異常が生じると、腰やお尻、太ももにかけて強い痛みを感じることが多く、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

・姿勢や動作のクセによる負担
長時間のデスクワーク、片足重心での立ち姿勢、または椅子に浅く腰掛ける習慣は、仙腸関節に偏った負担を与えます。

・出産による骨盤の不安定化
妊娠中は出産に備えてリラキシンというホルモンが分泌され、靭帯がゆるみます。その結果、仙腸関節が不安定になり、産後に痛みや炎症が出やすくなります。

・スポーツや外傷による衝撃
ランニングやジャンプなど繰り返し衝撃が加わる動作、または転倒や事故などの強い外力が仙腸関節を傷つける場合があります。スポーツ選手やアクティブに活動している方は注意が必要です。

・加齢や体重増加による関節の変化
年齢を重ねると筋力や靭帯の柔軟性が低下し、仙腸関節に過剰な負担がかかります。また体重増加も骨盤へのストレスを強める大きな要因です。

・身体の歪み・筋力低下
骨盤や背骨のバランスが崩れると、仙腸関節への荷重が偏り、炎症が生じやすくなります。特に運動不足や筋力低下は、関節を安定させる働きを弱めるため、仙腸関節炎のリスクを高めます。

・腰やお尻の片側に痛みが出る

・椅子からの立ち上がりや長時間の歩行、片足重心時に痛みが強くなる

・太ももや鼠径部に放散する痛み

・デスクワークなど長時間同じ姿勢で悪化

・寝返りや起床時の痛み

1.丁寧なカウンセリングと検査
まず初めに、現在の症状や生活習慣について詳しくお聞きします。その上で、骨盤や腰の可動域チェック、姿勢の分析、歩行動作の確認などを行い、仙腸関節にどのような負担がかかっているのかを把握します。

 「なぜ痛みが出ているのか」を患者さま自身にも理解していただくことで、不安を解消しながら改善へと進めていきます。

2.骨盤のバランス調整
仙腸関節炎の大きな原因のひとつは 骨盤の歪み です。当院では強い力を使わず、やさしい矯正で骨盤全体のバランスを整えます。これにより仙腸関節にかかる余計なストレスが軽減され、痛みの改善につながります。

3.筋肉の緊張をゆるめる施術
仙腸関節周囲の筋肉（お尻、腰、太もも）は痛みをかばうことで固まりやすくなります。硬くなった筋肉は関節をさらに圧迫し、痛みを悪化させる要因になります。当院では手技によるやさしいアプローチで筋肉をゆるめ、血流を改善し、自然治癒力を高めていきます。

4.インナーマッスルトレーニング
仙腸関節を安定させるには、骨盤を支えるインナーマッスル（腸腰筋・腹横筋・骨盤底筋群など）の働きが欠かせません。当院ではEMSを用いたインナーマッスルトレーニングを行っています。これにより「整えた骨盤が崩れにくい身体」をつくることができます。

5.日常生活へのアドバイス
施術だけでなく、日常生活での座り方・立ち方・歩き方、簡単にできるストレッチやセルフケアもお伝えしています。痛みの改善と同時に「再発させない習慣づくり」を重視しているのが当院の特徴です。

当院で施術を受けるメリット

・薬や注射に頼らず、自然な方法で改善できる

・骨盤矯正とインナーマッスル強化の両面からアプローチ

・丁寧な説明と施術で安心感がある

・再発しにくい身体づくりをサポート

仙腸関節炎は「ただの腰痛」として放置すると慢性化し、股関節や膝へ負担が広がることも少なくありません。当院では根本原因に向き合うことで「痛みを繰り返さない健康な身体」へと導きます。

・片側の腰やお尻の痛みが長引いている方

・出産後から骨盤周りに違和感がある方

・病院で「異常なし」と言われたが痛みが続いている方

・薬に頼らず自然な改善を目指したい方

若松整体院若林区院では、お一人お一人の症状に合わせた丁寧な検査と施術で、痛みの根本改善を目指しています。

腰やお尻の痛みでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。